登録番号:C04-006 D2:教科における情報活用能力(実践例)
Q. 算数(高学年)の授業での情報活用能力育成の展開例を教えてください。
A. 5年生(算数)グラフの意味と読み取りの単元があります。
例えば、教科書には、上記のような表が書かれています。
小学校5年 百分率とグラフ (東京書籍 5年算数 下)
割合を表すグラフ
算数科のねらい
・資料における数量の比較や、全体や部分の関係の考察などで、割合を用いる場合があることや、その表し方についての百分率について理解するとともに、資料を円グラフや帯グラフを用いて表したり、特徴を調べたりすることができるようにする。
グラフや表を使って調べよう
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発問
割合を表すグラフについて調べましょう。
○和歌山は168,900tで,収穫量が一番多い
○収穫量も割合も多い順に並べると
和歌山→愛媛→静岡→熊本→長崎→佐賀
和歌山,愛媛,静岡の収穫量はそれぞれ全体の何%ですか。
和歌山19% 愛媛15% 静岡14%
情報活用能力を意識すると
発問1
高齢化社会と言われていますが、本当に高齢者の割合は増えているでしょうか。
発問2
それぞれの世代は減っているといえるでしょうか。それとも増えているでしょうか。
伝える相手が何を求めているかを意識させることで、情報活用能力の「自分の考えを表現・発信」するという観点を伸ばすことができる。既習事項の折れ線グラフや棒グラフでは伝えられない事を知ることで目的に応じたグラフの選びかたを考えることができる。
(六年 小学校社会 下 日本文教出版 グラフ参照)
理解度CHECK!
次のうち、情報活用能力を意識した授業を構成するにあたって気をつけなければいけないことは何でしょう。すべてチェックしなさい。
根拠となる資料
第5節第5学年の目標及び内容
2 第5学年の内容
〔データの活用〕
D(1) 円グラフや帯グラフ
イ思考力,判断力,表現力等
(ア) 目的に応じてデータを集めて分類整理し,データの特徴や傾向に着目し,問題を解決するために適切なグラフを選択して判断し,その結論について多面的に捉え考察すること
目的に応じてデータを集めて分類整理すること
データの特徴や傾向に着目し,問題を解決するために適切なグラフを選択して判断すること
新学習指導要領 算数編 P266