登録番号:C05-002 E:機器の操作・指導
Q. 子どもに主体的にローマ字入力を身につけさせるよい方法はありますか。
A. はい、あります。子どもが進んで練習ができるソフトウェアやタイピング練習サイトを活用するのも一つの方法です。
総合的な学習の時間にキーボード入力の練習をする時間を設定している学校もあることでしょう。しかし学校の授業の中でキーボード入力をマスターする学習時間は保証されていないのが現状です。学校の授業だけでスキル向上を図ることは難しいので、学校での指導をきっかけにしながら、子どもが主体的にキーボード入力のスキルを高めることが大切です。子どもの実態によって、自分で課題を選択して習熟できるようにしていきましょう。
小学生が主体的にキーボード入力を楽しみながら練習ができ、スキルを高めることができるものを下記に紹介しますので、参考にしてください。
【Webサイト】
キーボー島アドベンチャー (スズキ教育ソフト キーボード検定サイト)
めざせ達人!タイピングゲーム (ベネッセの小学生向けのタイピングゲーム )
ゆびまるくん(TOSSランドキーボード練習サイト)
【フリーソフトウェア―】
タイピング君(ICTプロフィシエンシー協会 タイピング練習フリーソフト)
タイプランド わにわに Deluxe (楽しみながらタイピング練習ができるフリーソフト)
理解度CHECK!
次のうち、子どもにローマ字入力を身につけさせるときに留意する内容はどれでしょう。すべてチェックしなさい。
授業の事例
1 本時のねらいをつかむ。
ローマ字入力になれよう
2 ローマ字入力について知り、キーボードの使い方を知る。
キーボードの配列とローマ字表について確認する。
キーボードのキーの役割を知る。
3 ローマ字入力を練習する。
(1)練習のしかたを知る。
(2)ローマ字入力に挑戦する。
4 本時のまとめをする。
根拠となる資料
小学校学習指導要領(平成29年 3月公示)
第1章 総則
第2 教育課程の編成
2 教科等横断的な視点に立った資質・能力の育成
(1) 各学校においては,児童の発達の段階を考慮し,言語能力,情報活用能力(情報モラルを含む,問題発見・解決能力等の学習の基盤となる資質。)・能力を育成していくことができるよう,各教科等の特質を生かし,教科等横断的な視点から教育課程の編成を図るものとする。
第3 教育課程の実施と学習評価
1主体的・対話的で深い学びの実現に向けた授業改善
(3) 第2の2の(1)に示す情報活用能力の育成を図るため各学校においてコンピュータや情報通信ネットワークなどの情報手段を活用するために必要な環境を整え,これらを適切に活用した学習活動の充実を図ること。また,各種の統計資料や新聞,視聴覚教材や教育機器などの教材・教具の適切な活用を図ること。
あわせて,各教科等の特質に応じて,次の学習活動を計画的に実施すること。
ア 児童がコンピュータで文字を入力するなどの学習の基盤として必要となる情報手段の基本的な操作を習得するための学習活動
第2章 各教科
第1節 国語科
第3学年及び第4学年
内容
〔知識及び技能〕
(1) 言葉の特徴や使い方に関する次の事項を身に付けることができるよう指導する。
ウ 漢字と仮名を用いた表記,送り仮名の付け方,改行の仕方を理解して文や文章の中で使うとともに,句読点を適切に打つこと。また,第3学年においては,日常使われている簡単な単語について,ローマ字で表記されたものを読み,ローマ字で書くこと。