No. 10: 学校のまわりをたんけんしよう

◆ 校種 ◆
小学校
◆ 教科 ◆
社会
◆ 学年 ◆
3年
◆ 時間数 ◆
15時間
◆ 教科書 ◆

授業の概要
地域学習の第一歩としての導入単元であるので、これからの学習の基礎となる情報の収集・加工・編集・発信の一連の過程を体験できるようにする。各自の課題をはっきりさせるためグループでの活動を重視する。そのため、調査活動では安全面に十分留意する。地図にまとめる段階では、ほとんど初めてコンピュータを使ってまとめるので、白地図の背景や記号に使えるアイコンなどのひな形を用意しておく。

教科の目標
自分たちのまちの地形や土地利用の様子、集落の分布、お店や主な公共施設、鉄道や道路の様子などを具体的に観察したり地図に表したりして、場所によって特色があることに気付くようにする。

情報教育目標リスト(2011年版)
 ◆A51a2-040: 調べる計画を立てる〔行動〕
 ◆A21-2-020: メモを見ながら、質問事項をインタビューする〔体験〕
 ◆A21-2-090: 情報機器を利用して、写真に記録する〔体験〕
 ◆A51c2-020: 絵や図にまとめて発表する〔行動〕

学習の流れ

まちたんけんたいを作ろう

わくわくたんけんに出発だ

地図にのこそう、みんなのはっけん

たんけん、はっけんほうこく会

STEP1
○自分たちのまちの中の好きな場所やもの、人などについて紹介し合う。
○自分たちが興味をもったところや行ってみたいところなどを出し合う。
○グループごとにまち探検をする際のめあてを話し合う。
○コースを決め、計画書を作成する。
調査用の白地図 計画書

STEP2
○グループごとに作戦書をもとに見学したり、体験したり、インタビューしたりする。
○写真に撮ったり、絵カードにかいたり、地図にかき込んだりする。
○気がついたこと、きいて分かったこと、感じたこと、さらに知りたいことなどをまとめる。

STEP3
○調べてきたことをもとに、まち全体の様子を示す地図を作るにはなにが必要か話し合う。
○絵地図作りの手順を理解し、グループごとに地図を作る。
作成するアプリケーションに合わせ、ひな形を作っておく。使える素材はたくさん用意しておき、書き込みもできるようにしておく。

STEP4
○グループごとに建物や土地利用などについて地図を使いながら発表する。
○発表を聞きながら、自然環境や公共施設、店や家の分布などについて話し合う。
○共通で決めておかなければならない地図記号について話し合う。
○次に調べてみたいことについて見通しをもつ。

実践のポイント
○調査にあたっては、グループのルートを把握して安全に留意すること。
○地図づくりにあたっては、ひな形と素材を用意しておくこと。