No. 17: 奈良時代の農民のくらし

◆ 校種 ◆
小学校
◆ 教科 ◆
社会
◆ 学年 ◆
6年
◆ 時間数 ◆
1時間
◆ 教科書 ◆

授業の概要
奈良時代における貴族と農民の生活の違いについて、当時の住居、衣服、食事の様子がわかる資料(ディジタルコンテンツ)から気づいたことやその理由についてまとめたり発表したりする。次時は貴族と武士のちがいについて学習を進めていく。

教科の目標
・縄文時代から奈良時代に至るまでの住居の様子を伝える資料(ディジタルコンテンツ)から貴族と農民の生活の違いについて調べることができる。
・奈良時代の農民の苦しい生活を知り、その理由を考えることができる。

情報教育目標リスト(2011年版)
 ◆A21-3-050: 他の情報と比較しながら、必要な情報を集めることができる〔行動〕
 ◆A32-2-020: 分類・整理した情報を読み取り、分かったことを拾い出す〔行動〕
 ◆A42-2-030: 発表の内容に応じた写真や資料を用意し、発表する〔行動〕
 ◆A32-3-080: いくつかの情報を比較して、必要(適切)な情報を判断する〔判断〕

導入
○前時の学習を振り返る。
○本時の学習のめあてを知る。
≪貴族の生活を支えた農民の暮らしはどのようなものだったのだろうか≫
・前時に学習したの貴族の生活を、動画コンテンツを提示しながら振り返り、本時の課題をつかみやすくする。

展開
○当時の農民の暮らしぶり(衣・食・住)を調べる。
・資料を見る視点を示す。
・着るものの違い
・建物の違い
・貴族の暮らしを比較しやすいように、貴族と農民の暮らしの動画コンテンツを並べたWebワークシートを準備する。
・農民の生活の貧しさの原因について目を向けるように助言する。

○調べて分かったことを発表する。
○発表をもとに貴族と農民の生活の違いやその原因について板書にまとめるとともに、そう考えた根拠について発表しあう。
・調べたことを整理しやすいようにするためにWeb上に準備されたワークシートを活用する。

まとめ
○児童の発表をもとに、当時の農民の生活で分かったことや、思ったことについてノートにまとめる。
○次時の予告をする。

実践のポイント
現在の生活とかけ離れた当時の人々の生活を教科書、資料集に加えて動画コンテンツで提示することで、自分たちの今の生活と比較しながら、農民の犠牲によって貴族の生活が成り立つという理不尽さの学習がすすめられる。