No. 18: マット運動で自分たちの技をふやそう

◆ 校種 ◆
小学校
◆ 教科 ◆
体育
◆ 学年 ◆
6年
◆ 時間数 ◆
1時間
◆ 教科書 ◆

授業の概要
マット運動の技を練習するとき、自分の演技の中のどの部分を改善したらよいのか把握しやすいように、自己演技のビデオ再生画と模範演技の動画とを比べられるようにし、児童自身で自己演技の改善点を見つけられるようにした。

教科の目標
・器械運動(マット運動)において自分のめあてとする技を設定し、自分の動きと模範となる動きとを比べる活動を通して、自分の動きを修正改善していくことができる。

情報教育目標リスト(2011年版)
 ◆A32-3-080: いくつかの情報を比較して、必要(適切)な情報を判断する〔判断〕
 ◆A21-3-020: 情報機器を利用して、画像や動画を記録する〔技能〕
 ◆A21-3-030: 情報機器を介して、情報をコンピュータに取り込む〔技能〕
 ◆A21-2-100: メモリカードやディジタルカメラから画像をコンピュータ内に取り込む〔体験〕

学習の流れ

【頭はね起き1】

【頭はね起き2】

【頭はね起き3】

導入
○模範演技のディジタルコンテンツからめあてをつかむ。
≪自分の持ち技をどんどんふやしていこう。≫
・技をイメージしやすいように、模範演技となるディジタルコンテンツをプロジェクタで拡大投影する。
・個人レベルに合った技を選択できるように、いくつかの例を紹介する。

展開
○実技をくり返しながら毎回問題点を探り、技の修正をする。
・自分の課題とした技ができなかった場合は、試技をビデオに撮って問題点を把握しやすいようにする。
・客観的な意見が得られるように、同じぐらいのレベルの児童同士でグループを作る。

○自分の技を発表する。
・多くの目で見た意見が得られるように、友達の試技についてもしっかりと観察し問題点を話し合うよう、助言をする。
・できなかった原因を追求しやすいように、ビデオと、ディジタルコンテンツを再生視聴するコンピュータを並べておく。 

まとめ
○できる技のレベルではなく、学習前後での変容に目を向けるように声かけをする。

実践のポイント
○自分自身で自己演技の改善点を見つけ、できなかったことができるようになったときの喜びは大きい。友だち同士で支え合いながら学習を進めることが大切。
○授業を行う前に、自分たちの活動をビデオに撮影する練習をしておく。
○授業後、自分が挑戦したい他の技についても同様の活動を行う。