No. 26: 天気とその変化
−空気中の水蒸気−

◆ 校種 ◆
中学校
◆ 教科 ◆
理科
◆ 学年 ◆
2年
◆ 時間数 ◆
1時間
◆ 教科書 ◆

授業の概要
教科書準拠型のディジタルコンテンツを活用する。霧の動画コンテンツ提示から授業を開始し、水滴がつく様子の動画コンテンツから課題意識を高めて、実験を行う。さらに、アニメーションから露点・凝結時の飽和水蒸気量の変化をとらえ、理解を深める。

教科の目標
・コップの水に氷を少しずつ入れ、水滴がつく様子を観察する実験を通して、気温の変化に伴って空気中の水蒸気の凝結が起こることを理解する。
・気温による飽和水蒸気量の変化が凝結に関わりがあることを理解する。

情報教育目標リスト(2011年版)
 ◆A51b4-010: 情報を、課題と関連づけて読み取る〔行動〕
 ◆A51b4-040: 集めた情報の内容を読みとり整理・分析・判断する〔判断〕
 ◆A31-4-030: 集めた情報から規則性を見つけ整理・分析する〔思考判断〕

学習の流れ

【コップに氷水を注ぐ】

【気温と飽和水蒸気量の関係】

導入
○霧の動画コンテンツから、本時の課題をつかむ。
○コップに水滴のつく動画コンテンツを見て、自分の仮説を発表する。
≪凝結とは何か。≫
≪霧とどういう関係があるのか。≫
・霧の多い高梁の特徴を想起させる。

展開
○コップの水に氷を少しずつ入れ、水滴がつく様子を観察する。
・動画コンテンツを提示し、コップに息を吹きかけないこと,水滴がつく直前の温度を測ることなど実験のポイントをつかみやすくする。
・コップの表面を拡大提示することで、観察のポイントを確認する。

○露点になると凝結する理由を考える。
○ディジタルコンテンツの空気のモデルを提示し、その時の状態を説明する。
○友達と相談しながら、自分なりにノートにまとめる。
○ペットボトルを使って実験する。
・露点、凝結について説明する。
・飽和水蒸気量について動画アニメーションを活用し、イメージしやすくする。
・ペットボトルを使った実験では、温風と冷風を使い分けることを助言する。

まとめ
○ペットボトルの中が曇る動画コンテンツの映像を再生し、理解を深める。

実践のポイント
○実際に目では確認できない飽和水蒸気量の変化を動画コンテンツ(アニメーション)を活用することにより、露点や凝結についてのイメージを持ちやすくする。