No. 41: わたしの提案、1分間プレゼン!

◆ 校種 ◆
教員
◆ 教科 ◆
情報教育
◆ 学年 ◆
◆ 時間数 ◆
3時間
◆ 教科書 ◆

授業の概要
「情報教育」研修会の問題点は、1つは、操作研修だけでは授業活用のためのスキルやイメージが捉えられない。次に、現在の課題は、機器の環境は整備されつつあるが、学習への利用は1部の教員を除いて進展していない。そこで、教師が学習者として体験的な活動ができることをメインとした校内研修会のプログラムを組み立てた。

教科の目標
○発表することを通して、子どもにつける力や、トレーニングの手法を学ぶ。
○ コンピュータを利用していく意欲と少しの自信をもつ。
○ 学習面から授業を見直すきっかけを得る。
○ 校内の学習環境の設定について、学習という視点からの考察できるようになる。
○デジカメによる取材した題材をプレゼンテーションソフトで、まとめて組み立てる。

情報教育目標リスト(2011年版)
 ◆A42-3-010: コンピュータなどを使って、プレゼンテーションの資料を作る〔技能〕
 ◆A41-3-110: 考えたことや自分の意図が相手に伝わりやすいよう話を組立てる〔思考〕
 ◆A21-3-050: 他の情報と比較しながら、必要な情報を集めることができる〔行動〕
 ◆A42-5-010: 事柄の順序を考えながら、聞き手にわかるように話す〔行動〕

学習の流れ

課題を持つ、話し合う。

デジカメを持って調べる。

プレゼンにまとめる。

プロジェクターで発表する。

STEP1
○情報教育って何?
・情報教育について何が大切か or 学校での研修の進め方
 「情報教育の3つの目標」をイラストや例を参照にしながら具体的にかつ端的に説明する。

STEP2
○課題の決定
・課題を提示する場合(5分) or 話あう場合(15分:時間のたっぷりあるとき)
(例)今日の目標の提示「学校に関する提言を1分で」

STEP3
○デジカメでの取材
・提言するための校内を取材する。
(例)バリアフリー、学習するための機器の配置などなど。

STEP4
○プレゼンテーションソフトの操作説明
・3つのポイントだけを講習:
 文字の入れ方
 新しいページの作り方
 写真の入れ方コツ:手短に!
○1つの操作につき、次の進め方を行う。
・1回目 何をするか俯瞰する。2回目 操作をできるぐらいにゆっくりと行う。3回目 ついてこれなかった人のためにもう一度行う。(できた人は自分の課題を)

STEP5
○作成
操作で困っている人の、フォロー課題についてのコメント
(なるだけ)意欲等についてほめるコツ:要は授業です
つぶやきは、大きめに全体に伝わるように、いいところをほめる。操作が苦手そうな人に対して内容や意欲、色、フォントなどをほめる。

STEP6
○発表会をおこなう
・コメントを入れながら全員時間厳守で発表する。
・内容がまとまっていること、簡潔に時間内に述べられていることなどもほめていきたい。
いいテクニックを使っていたら「工夫をした点」としてほめる。そのテクニックを知りたい人は、その人に聞くよう指示する。(校内で賄えることを示す)

まとめ
○授業でも、子どもたちと今日の体験を元に学習活動の組み立てをつくるといいということを伝える
○発表することで自分自身を振り返ることが大切であることを伝える(評価方法)

実践のポイント
○研修の体系や考え方はそのまま授業でりようできること
○子どもたちと授業で行うときは、大人よりも考えさせる部分に十分時間をかけることをきちんと教職員に伝える。