No. 80: 「集めよう,世界の味」

◆ 校種 ◆
小学校
◆ 教科 ◆
総合的な学習の時間
◆ 学年 ◆
3,4年
◆ 時間数 ◆
4時間
◆ 教科書 ◆
なし

授業の概要
この学習パッケージでは,世界の料理がおいてあるレストランのメニューを作るという活動を通して,インターネットでの検索の仕方を学ぶ。集まった情報を見せ合い話し合う中で,検索サイトの特性や利用の仕方,キーワードによる検索結果の違いを知る。また,これらの活動を通して世界には日本とは違う様々な国や様々な食生活があることに気づく内容である。

教科の目標
○ 集めてみたい料理に合ったキーワードを考え,検索サイトを活用してネットワーク上に発信された情報を集めることができる。
○ 自分にとって必要な情報を集めることができるという検索サイトの特性に気づく。
○ キーワードの組み合わせや選び方によって,検索の結果が異なることに気づく。

情報教育目標リスト(2011年版)
 ◆A21-2-070: 必要な情報を、Webページから見つけることができる〔行動〕
 ◆A51b2-030: 調べようとする題材に関連する資料を集める〔行動〕
 ◆C31c2-010: Webコンテンツを利用する際のルールや注意事項を知る〔認識〕

学習の流れ

【インターネットで世界の料理を検索】

【ワールドレストランのメニューを作ろう】

STEP1
○ ワールドレストランのメニューをグループで作ることを知る。
・ 教師が作ったメニューを見て,グループでレストランのメニューを1冊作ることを知る。
・ インターネットの検索サイトを使ってメニューを集めることを知る。
○ 得意な料理を集めるためのキーワードを考える。
・ コックになりきり,自分の得意なメニューを決め,集める料理を考える。
・ メニューを集めるために,国・地域や使われる食材などを考え,キーワードとして書き出す。
ワークシート1−1【ワールドレストランのメニュー】
ワークシート1−2【レストランのメニューを集めるじゅんびをしよう】
地図もしくは地球儀があるとよい

STEP2
○ インターネットで世界の料理を探す。
・ ネットワーク上で自分の集めたい料理を探すために使うキーワードの入力順序を決める。
・ 検索サイトに入力するキーワードをワークシートに書き込む。
・ 検索サイトの中のキーワードを入れる部分に,選んだキーワードを入力する。
・ 検索の結果表示された説明を読み,自分が集めたい料理の情報が紹介されているサイトを見る。
・ サイト内の説明や写真を見て,集めたい料理にあっているページを探し,プリントアウトする。
○ 集まった料理をメニュー表にはる。
・ 印刷されたページから必要な写真や絵を切り抜き,メニュー表にはる。
・ メニュー表に料理の名前や値段などを書き込む。
・ 検索サイトを使ってメニューを集めた感想をワークシートに書く。
【インターネットで世界の料理を検索】
2【世界の料理(りょうり)をインターネットで集めよう】

STEP3
○ インターネットで集めた料理をメニューにまとめ,友達と見合う。
 ・ グループで個人が作ったものを集め,1冊のメニューにまとめる。
・ 出来上がったワールドレストランのメニューを他のグループと交換して見合う。
・ 他のグループのメニューを見た感想をワークシートに書く。
【ワールドレストランのメニューを作ろう】
ワークシート3【メニューをかんせいさせよう】

まとめ
○ 集めたい情報に合ったキーワードを考え,検索サイトを活用してネットワーク上に発信された情報を集めることができる。
○ キーワードの組み合わせや選び方によって検索の結果が異なるという検索サイトの特性に気づく。
○世界には日本とは違うものや共通するものがあることに気づくことができる。

実践のポイント
○ ステップ2では,検索サイトをあらかじめパソコンに表示しておき,子どもたちがすぐに料理の情報を集める活動に入れるようにする。
○ 検索できるサイトは全文探索型のものを利用するとよい。また,有害情報に当たらせないようにするために,検索機能のあるリンク集を活用してもよい。
○ 世界の昆虫を集めて世界昆虫図鑑を作るなどの活動も可能である。