No. 92: 「調べよう!たばこの不思議」

◆ 校種 ◆
小学校
◆ 教科 ◆
総合的な学習の時間
◆ 学年 ◆
5,6年
◆ 時間数 ◆
12時間
◆ 教科書 ◆
なし

授業の概要
喫煙は薬物乱用の入り口となっているといわれ早期からの教育が必要とされている。印刷メディアやネット上の情報だけでなく、禁煙・分煙の表示やたばこを勧めるポスターやCMも少なくない。煙の害、分煙、規制など、学習の視点は様々で、経験のない難しいテーマであるため、友だち意識して、よくわかるように伝えることを重点としたい。そして、友だちと情報交換することでさらに、乱用防止の態度を育てていくことができると考える。

教科の目標
・ たばこの煙が心身に及ぼす害や周りへの影響を理解し、たばこを吸わない意思を持とうとする。
・ たばこに関する表示から、発信者が伝えたいことやそれに対する自分の考えを持つことができる。
・ 集めた情報の過不足を考えてさらに補ったり確かめたりし、課題にあわせて情報を整理できる。
・自分の調べたたばこの不思議を、友達に難しい言葉や内容がよくわかるように伝えることができる。

情報教育目標リスト(2011年版)
 ◆A21-3-040: 目的や視点を明確にして、情報を集めることができる〔行動〕
 ◆A22-3-070: 伝える相手を考えて、色やレイアウトを選ぶ〔行動〕
 ◆A31-3-040: 話の要点や流れを、キーワードや図にまとめる〔思考〕
 ◆C22-3-050: 受け手の気持ちや状況を考えて、情報を発信する〔認識〕

学習の流れ

たばことがん1

たばことがん2

たばことがん3

たばこ分解

たばこの煙の集め方

分煙表示

STEP1
○たばこの表示から、表示が伝えたいことや不思議に思ったことを考える  
写真1(禁煙マーク)
たばこの表示(禁煙マーク・たばこの自販機・たばこの広告・外国たばこ)
ワークシート1 教師用ワークシート1 (4つの表示から) 

○身の回りのたばこの表示を探して、表示が伝えたいこと不思議に思ったことを考える
○自分が見つけたたばこの表示や不思議を友だちに紹介する
写真3(喫煙室の表示)
ワークシート2 教師用ワークシート2(表示調べ)

STEP2
○たばこの不思議をよくわかるまで追究する
 ・たばこの不思議を仲間わけする
 ・たばこの不思議を調べる計画をたてる
 ・計画にしたがって調べ活動を行う
写真4(表示追究の様子)
ワークシート3 教師用ワークシート3 (なかまわけ)
ワークシート4 教師用ワークシート4 (計画)

STEP3
○たばこの不思議を友だちにわかりやすく伝えよう
・まとめる工夫伝える工夫をしよう
・まとめた不思議を友だちと伝え合おう ・全体で意見交換をする
写真7(たばこ広告)
ワークシート5 教師用ワークシート5 (まとめ方)
ワークシート6 教師用ワークシート6 (心に残ったたばこの不思議)

 
写真8(伝え方の工夫)