ふるさとメニューをつくろう

概要
ねらい
Step1:郷土料理の栄養を調べよう
Step2:各自で郷土料理のなぞを調べよう
Step3:郷土料理について発表しよう
Step4:ふるさとメニューを作ろう
Step5:ふるさとメニューの活動をまとめよう
実践にあたっての留意点

子ども用ワークシート
教師用ワークシートガイド
学習進行表
構想グラフ/活動イメージ
情報教育目標リスト(2011年版)
 ◆A22-3-060:見やすいレイアウトを選択する〔認識〕
 ◆A51a2-030:自分の身近な問題から課題を考える〔思考〕
 ◆A52a3-030:〔〕
 ◆A22-3-070:伝える相手を考えて、色やレイアウトを選ぶ〔行動〕
 ◆A21-3-040:目的や視点を明確にして、情報を集めることができる〔行動〕
 ◆A41-3-080:効果的に伝わるよう、表現の方法を考える〔思考〕


子供たちの食事の栄養バランスが崩れてきているといわれている。そこで、郷土料理調べから食事の栄養面 に目を向けさせ、食事の栄養バランスを見つめなおしてもらおうと考えた。この郷土料理を調べる活動を通 して、必要な情報を主体的に収集・判断・表現する能力を育てていきたい。学習活動の中に個人の調べ活動が入っているので、高学年向きの課題である。

自分の地域に伝わる伝統的な食事について調べたり、実際に調理したりすることを通 しながら、栄養についての理解を深めるとともに、情報を主体的に収集・判断・表現する力を育てる。

伝統的な食事について、様々な方法で調べる。(2時間)

自分の知っている郷土料理をワークシートにまとめる。
家族や地域の方へ聞いてくる内容を確認する。
家族や地域の方にインタビューをおこなう。
インターネットの検索システムを使って郷土料理を調べる。

CGIを使い栄養バランスを調べ、活動をまとめる。(1時間)

ネットワーク(CGI)を利用して、郷土料理の栄養バランスを調べる。
食事には様々な栄養素があることを知る。
これから調べてみたいことをまとめる。


栄養を調べるネットワークシステム(CGI)とは、Webブラウザを使って機能するシステムです。ネットワークの検索システムとあわせて、実践前に動作を確認しておいてください。

個人の調べ活動の活動計画をつくる。(1時間)

発表をイメージして5時間の活動時間の構想を練る。


なぞを調べようの活動がうまくいくかどうかは、まとめの形を子供たちがイメージできるかどうかにかかっています。既習体験の中で行われてきた発表の形やまとめの形を思い出させるようにしてください。

計画に従い、各自で調べ活動を行う。

各自で、まとめを意識したワークシートを作成する。
インターネットの検索システムを使って、郷土料理に関わる内容を調べる。
家の人にインタビューしたり、実際に自分で郷土料理をつくったりする。


世界の料理調べ
学校給食の栄養調べ
クラスの人の好きなもの調べと栄養
気に入った郷土料理の調理
郷土料理と祭り

発表のための準備を行う。(1時間)

自分のまとめを見直し、フリップカードの項目を考える。
フリップカードを使って、発表のシュミレーションを行う。


郷土料理について発表しようの活動では、発表の力をつけるために、フリップカードを活用しています。子供たちの発表能力にあわせて、発表の道具や形式を工夫してください。

各自の活動についてグループで報告会を行う。(1時間 )

4人一組程度でグループを作り、その中で発表を行う。
発表時の姿勢・声の大きさ・カードの見せ方などを、相互評価する。

栄養のバランスを考えた1食分の食事を提案する。(1時間)

栄養のバランスを考えた食事メニューを作成する。
インターネット(CGI)を利用して、栄養バランスを確認する。
友達と相談しながら足りない栄養素を補完する。

これまでの活動をまとめ、ホームページによる情報発信を行う。(3時間)

自分が調べたこと効果 的に情報発信する方法を考える。
ホームページ等で情報発信、活動のまとめを行う。


ふるさとメニューの活動をまとめようの活動では、口頭ではなく紙面による発表を意識してまとめ活動を行います。ステップ3の活動を生かして、ホームページなどでまとめます。なお、同様の活動をしている他地域からの問い合わせがあるかもしれないので、交流が行えるように、メールアドレスなどを明記しておきましょう。

ここでいう郷土料理とは、地域に昔から伝わっている料理や父母が子どもの頃によく食べていた料理、地域の特色が生かされた料理を想定しています。

活動全体を通 して、家庭や学校栄養士から協力を得るように、事前に連絡・調整をしておく必要があります。