ねこの目で写そう
概要
ねらい
情報活用のねらい
Step1:自分がねこになったら見える世界をデジカメで写 してみよう
Step2:ねこの目写 真展を開こう
実践にあたっての留意点
子ども用ワークシート
教師用ワークシートガイド
情報教育目標リスト(2011年版)
 ◆A41-2-060:目的に応じた伝え方を考える〔行動〕
 ◆A21-2-090:情報機器を利用して、写真に記録する〔体験〕
 ◆A41-2-060:目的に応じた伝え方を考える〔行動〕
 ◆A41-2-050:伝えたい内容に応じて、文章のタイトルを工夫してつける〔行動〕
 ◆A41-1-010:より分かりやすく伝えるための工夫を意識する〔認識〕


ねこになったつもりで風景を見ると,どんな景色が見えるか考える。すると,普段見ない視点から風景が見えてくる。その風景をデジタルカメラで写 し,写した画像から1枚を選んで,コンピュータに取り込んで,印刷する。この教材は,デジタルカメラの基本操作を通 して,日頃見慣れている風景を別の視点で見ることができる。その結果,今まで見えていなかったことが見えたり,気付いていなかったことに気付いたりして,自分を取り巻くものを見直すことができる内容である。
ねこになったつもりで風景を見つめ,デジタルカメラで撮影することによって,日頃見慣れた景色とは違った景色が見えてくることに気づく。

ねこになったつもりの視点で景色を見つめ,ふさわしい被写 体を見つけ,デジタルカメラで撮影することができる。
撮影した写 真の中から,ねこの視点で見た風景にふさわしいと思える写真を1点選ぶことができる。
選んだ写 真をコンピュータに取り込んで印刷し,簡単なコメントをつけて「ねこの目写 真展」を開くことができる。

ねこになったら,どんな風景が見えるか考え,ワークシートに書く。(0.5時間)

ねこは,どんなところにいるか考え,発表する。
ねこがいるところからは,どんな風景が見えるか考え,ワークシートに絵や文で書く。


塀の上から道路が見える。  
低いところから見た景色になる。
家の軒下や壁と壁との隙間が見える。

ねこがどこでどんなことをしているときの視点で写 すかを決め,ワークシートに書く。(0.5時間)

自分がねこになったら,どんな場所でどんなことをしたいか考え,発表する。
ねこがどんな場所でどんなことをしているときの風景を撮影したいか決め,ワークシートに書く。

自分がねこになったつもりで歩き,選んだねこの視点で写 真をとる。(1時間)

写 した写真をコンピュータに取り込み,気に入った写真を印刷する。

写 した写真をコンピュータに取り込む。
取り込んだ中から,気に入った写 真を1枚選び,自分の表したい大きさで印刷する。

写 真に感想などの簡単なコメントを添えて、掲示する。

前提とする学習経験

デジタルカメラで写 した画像を見たことがある。
デジタルカメラで友達や先生などを撮ったことがある。
デジタルカメラを初めて手にする子供でも実践は可能ですが,上記の経験を経ている方がねらいの達成が容易になります。

題材を変える場合の注意

この題材は,普段から見えているものを違った視点で見直すことを目的にしています。このような題材には,次のようなものも考えられます。

(例)マクロ撮影で,何かのアップを写し,それが何かをあてっこする。
「アップで写したこれは何?」

ステップ1では,子供のようすに応じて,ワークシートを書く前に,ねこになったつもりで歩いてみる活動を入れてみてください。

ステップ2では,ワークシート2を利用してもよいですし,もっと大きい紙に印刷して,コメントを後から付け加えてもかまいません。

ステップ3として,次のような学習が考えられます。
撮った写 真に「ねこがどこで,どんなことをしている時の写真か」「ねこの気持ちになって一言」等のコメントを付け加えて,発表の準備をする。
撮った写 真をテレビに映しながら,自分の作品にコメントを付け加えて発表する。

ステップごとに一斉学習をする必要はありません。ステップ1が終わったグループからステップ2に進むなど,時間を柔軟に使ってください。

デジタルカメラは4~5人に1台程度で十分です。