概要 ねらい 情報活用のねらい Step1:男の仕事、女の仕事ってある? Step2:男女の区別 がなくなってきた仕事は何だ? Step3:インタビューしてみよう!! Step4:インタビューしてきたことや、今まで調べたことを表現しよう!! 実践にあたっての留意点
今までの生活経験から男の人の仕事、女の人の仕事を発表し合う。(1時間) 男の人、女の人の仕事に決まっているものを考える。 看護婦、スチュワーデス、サッカーの審判、野球の審判、保母さんなど ワークシートを使って、グループで考えたり、自分で考えたりしたことをまとめる。
看護士の写 真を見て、女の人の仕事だと思ってきたものがそうではないようになってきたことを知る。(1時間)
看護士の写 真から、感想を書き込む 看護士が男の人になったことで何かいいことがないか考える。 看護士の人が困っていることはないか考える。 ほかに、男女の区別がなくなってきている職業はないか予想しワークシートに書き込む。
男女の区別 がなくなってきた仕事を調べる計画を立てる。(1時間)
子どもたちそれぞれが、自分の興味関心に合わせて、自分の調べたい方法を選択して調べる方法ごとにグループを作る。 新聞を家庭で取っている子どもには、新聞に情報がたくさんあり、自分たちで調べられることを知らせる。 自分の興味にあった方法で調べることを決定し計画を立てる。 今までの調べた経験から、新聞、調査、インターネット、などの情報収集の方法を選択する。
計画に従い、様々な情報を集め、自分たちの方法で調べ活動を行う。(3時間)
インターネットの検索システムを使って調べる。 予想した職業先への電話や、手紙などを使って情報を収集する。 図書館や役場、市役所などで就労状況についての事前調査をする。 調べたことに対する意見、考え、疑問などをワークシートに記入する 電子メールアドレスのある官公庁などには、電子メールを使って事前調査をする。 調べる方法の違うところのグループと情報交換をして、自分たちの集めた情報と比較する。
自分たちの住んでいるところに、もしくは身の回りにそのような人がいないか探す。(1時間)
自分の家の人に聞いてみる。また役場などで調べた子どもたちと情報交換をしてみる。 前のステップで調べた仕事に電話したり、手紙を書いたりしてそのような人がいないか探してみる。 インタビューしたい人を決定する。 インタビューする日時を、相手の都合を聞いて決める。
インタビューの内容を考える(1時間)
相手に失礼のないように、マナーや決まりを決めておく。 自分たちの聞きたい内容の目的意識をしっかりと持って聞く内容をまとめておく。 全員がインタビューできるように役割を決めておく。 インタビューする内容を、ワークシートにまとめておく。 特にインタビューする内容については、仕事上での困っておられる点、その仕事について良かった点などの思いに関するものを重点的に聞く。 自分たちが予想した事と比較してみる。
インタビューに出かけよう!!(2時間)
デジタルカメラや、インスタントカメラ、ビデオカメラ、テープレコーダーなどを使い、仕事の風景や、インタビューの様子などを記録する。 記録媒体による記録により、次のステップでそれらの情報を活用し、話し合い活動に生かす。 相手の仕事の邪魔にならないように気をつける。 記録媒体は、自分たちで選択し仕事の様子ならビデオカメラやデジタルカメラを使用し、インタビュー内容ではテープレコーダーなどを用いる。 ワークシートに記録するものと、カメラなどで記録するものの役割を決めておく。 ビデオカメラなどの写 真は、この後のステップでのまとめのものに活用し、次の話し合い活動に用いる。
インタビューしてきたことについてわかりやすくまとめる。(2時間)
インタビューしてきた内容を、新聞、電子新聞、模造紙などに発表しやすいものを自分たちで選んで表現する。 他のグループにわかりやすいように、レイアウトなどに工夫をする。 自分たちがまとめるうちに出てきた疑問なども書き上げる。 記録してきたものを使ってインタビューしてきたことが、相手が分かりやすいようにまとめる。 ワークシートを使って下書きをする。
調べたこと、インタビューして分かったことなどをグループごとに発表する。(2時間) まとめたものをプレゼンテーションする。 学習を終えての思い、意見を出し合い交流する。 今までの自分たちの学級のことを振り返り、男女区別 なく生活していくことについて話し合う。 それぞれのグループの発表を交流し、これからの男女参画社会について考える。
調べ活動について
調べる職業がたくさんあればある程良いので、教師が事前にどんな風に男女の区別 なく職業がなされてきているのか調べておく必要があります。新聞のホームページから検索したりすると、結構記事が載っています。 調べることが中心の活動ですので、どうしても調べられない子どもに対して、教師があらかじめ持っている情報のヒントを与えてあげる必要もでてくると思います。そのときは、できるだけ控えめに情報を出して、その子どもが興味を持つように写 真を見せたり視覚に訴えるものがいいでしょう。
インタビューについて
仕事をしておられるときにいくなら、十分に注意して失礼のないようにすることを気をつけましょう。またグループで様々なところにいく場合は、保護者の方や、あいている教師などでできるだけ引率する事をお勧めします。 教師が、事前に自分たちの住んでいる町にどんな人が男女の区別 を越えて活躍しておられるのかを把握しておく必要があります。また、子どもたちが連絡を取る前に、教師から連絡を取っておくことも必要です。