1601 CRTディスプレイの構造
CRTディスプレイの構造

CRTの表示面には蛍光体が塗られ、電子銃から発射された電子ビームが当たると、その点が明るく光ります。電子銃の前方周辺には、偏向ヨークというコイルが配置されており、それが発生する磁界で、電子ビームの進行方向を自由に曲げることができます。この磁界を高速に制御して、画面全体に電子ビームを走査することで、画像を表示できます。

蛍光体とマスク

カラーCRTは、3本の電子ビームと、赤、緑、青の3原色の蛍光体を使ってカラー表示を行います。赤を表示するための電子ビームが赤の蛍光体にだけ当たり、他の蛍光体には当たらないようにするために、蛍光面の後ろにシャドウマスクまたはアパーチャグリルという、穴(すき間)が空いた板が配置されています。

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