4202 道路交通への応用
Electronic Toll Collection System
ETCとは「有料道路自動料金収受システム」のことです。有料道路の料金所に設置した道路側アンテナと車載器の間で、無線通信により料金情報をやり取りし、自動的に料金の支払いが行われるシステムです。
GPSシステム
GPSでは、約20,200Km上空の24個の人工衛星が、位置を測定するために必要な、非常に正確な時刻情報や軌道情報などを送り続けています。この情報を利用して自分の位置を計算します。
ナビゲーションシステムの高度化
VICSは道案内だけでなく、道路交通情報、渋滞情報や道路工事情報を考慮した迂回路表示、より正確な到着時刻の予測ができるようになっています。
日本道路交通情報センター
日本道路交通情報センターは、全国142箇所に職員を配置するとともに、各県の警察や国土交通省交通管制システムとオンラインで結び、全国の道路交通情報を収集しています。
日本道路交通情報センターからVICSセンターへ
日本道路交通情報センターが収集した情報は、VICSセンターシステムに、利用者に分かりやすい形に処理・編集します。編集された情報は各地域ごとのメディアセンターとFM放送局に送られ、ドライバーに届けられます。
VICS情報を受け取る方法
ドライバーがVICS情報を受け取る方法は、電波ビーコンから受信する方法、赤外線を利用した光ビーコンを受信する方法、FM放送波に多重された情報を受ける方法などがあります。
地図表示型の情報
VICSで提供される情報の形としては、地図表示型の情報、簡易図形表示型などがあります。コンピュータを使ったディジタル道路地図として出発したカーナビも、その可能性をさらに大きく広げています。