教員のための情報教育FAQ

登録番号:C02-013  B1:情報活用(調査)力の育成

Q. 子どもたちがグループに分かれて地域の方にインタビュー調査をすることになりました。事前に本やインターネットで相手のことを調べて質問を考えさせたいのですが、どんな点に配慮すればよいですか。

A. 調べた情報が正しいのかどうか考えさせたり関わっている人たちの思いに目を向けさせたりすることで、直接見たり聞いたりしてみようという気持ちにさせることが大切です。


先輩教員:
 本やインターネットなどで、取材先のことを事前に調べることはとてもいいですね。相手のことを知ることで、新たな疑問や質問の種類が増えていきます。
A子先生:
 しかし子どもたちは、ただ調べるだけでは、そこからどのように質問をつくっていけばよいかが分からないようです。
先輩教員:
 次のような視点について、アドバイスをしてみましょう。
 ・調べた情報や数値は、最新のもの(地元のもの)か
 ・全体の様子を5W1Hの視点で十分に捉えられたか
 ・部分の様子を具体的な写真や動画などだけで十分に捉えられたか
 ・関わっている人たちの思いは十分に理解できたか
 調べた情報が本当に正しいのか、それらの情報を自分たちはしっかり受け止められたかなどについて考えさせましょう。そのうえで、それらの情報について関わっている人たちはどのように感じているのかについて目を向けさせることが大切です。
A子先生:
 なるほど。調べたことをしっかり理解することが、新しい疑問につながっていくということですね。

理解度CHECK!

「インターネットで調べたよ。」と言って取材の質問を考えない子どもがいます。この子の気持ちが取材に向かうように指導する際、あなたは、次のどちらのアドバイスをしますか。


ア 「インターネットで調べるときは、いろいろなページを見るようにしましたか?一つの情報だけでなく、たくさんの情報を集めることが大切です。その情報の中で、どの情報が正しいと言えるのかを考えていきましょう。」
イ 「インターネットで調べたことは、何でも正しいと言えますか?また、あなたが調べた情報は、最新の情報だと言えますか?本当のことや新しい情報についてよく知っている人に会って、どのような思いをもっているのか直接聞いてみたらどうかな?」

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