概要 ねらい 情報教育としての目標 Step1:コンビニの不思議をたくさんみつけて紹介しよう Step2:コンビニの不思議をもっと探検しよう Step3:コンビニ探検記をわかりやすくまとめよう 実践にあたっての留意点
身近にあるコンビニエンスストアをさまざまな視点から見つめることで、コンビニには情報化、環境問題への取り組みなど、今日的な問題に対するさまざまな工夫が見られる ことに気づく。
コンビニマップに、コンビニの不思議をかきこむ。 (2時間 ) コンビニの設備、機器類の配置や品ぞろえの工夫など、コンビニの不思議をできるだけたくさん見つけて、見取り図に書く。 発見したことを具体的に伝えられるように、ワークシートやデジタルカメラを使って記録する。
学校近くのコンビニエンスストアに、あらかじめ見学の依頼をしておく。
見学にあたっては、事前に見学先に連絡を取る。子供が自分の目で自由に「不思議」を発見するという趣旨を伝え、説明などはできる限り行わないようお願いしておくとよい。 情報化への取り組みなど、見るだけでは発見できない内容については、積極的に話してもらえるよう、頼んでおくとよい。
コンビニの工夫に目が向くように、不思議だと思ったことを仲間分けしながらワークシートにまとめる。 自分のみつけた不思議がわかりやすく伝わるように、画像やコンビニマップを使って友達に発表する。
コンビニの不思議について、もっとくわしく調べる計画を立てる。(1時間)
探検記にまとめて公開することを想定しながら、計画を練る。
探検記を読むのは誰かを想定して考えるようにはたらきかけるとよい。
計画にしたがって、各自で方法を選びながら、調べ活動を行う。(4時間)
見学では見つけることができなかったコンビニの工夫をインターネットの検索システムを使って調べる。 コンビニの店の人や、コンビニを利用している人などいろいろな立場の人にインタビューし、不思議を解決する。 コンビニチェーンのホームページで調べたり、電子メールや郵便で質問したりして、不思議を解決する。
調べてわかったことやコンビニの取り組みに対する自分の考えが、コンビニ店の人に伝わるように工夫してまとめる。(2時間)
調べたこと、わかったこと、考えたことを、文や画像を使ってわかりやすくまとめる。 子供たちが学習の成果 としてまとめた「コンビニ探検記」が誰に対する情報発信であるかを十分意識させたい。
児童がデジタルコンテンツ(ホームページなど)を作成する場合は、ホームページの作成マニュアルや雛型の準備など十分な支援が必要である。 探検記の作成前にもう一度読み手が誰かを意識するよう、はたらきかけるとよい。 探検記の表現方法は、ホームページ、画用紙、模造紙など、子供の選択に任せるとよい。全員が同じ表現方法を採る必要はない。
コンビニではたらく人に、自分が見つけたコンビニの不思議を伝える。(1時間)
だれでも見られるように、探検記をホームページで公開する。 意見を伝えるために、コンビニ会社にE-mailを出す。 探検記を冊子にまとめ、近くのよく利用するコンビニに届ける。
この単元では、コンビニエンスストアの今日的な問題(環境、福祉、健康など)に対する取り組みを、子供がどれだけ自分から見つけられるかがポイントになります。 従って、教師側からその視点について調べるよう指導するのは、できるだけ慎みましょう。
コンビニを探検する場合、営業に支障をきたさないように、写 真撮影、インタビュー時のマナーなど子供たちへの事前指導に十分配慮するようにしてください。