概要 ねらい 情報活用のねらい Step1:歩道を歩いてみよう Step2:歩道で見つけたものを紹介し合おう Step3:歩道で見つけたものをなかまわけしてみよう Step4:歩道についてもっとくわしく調べよう Step5:『歩道白書』をつくり,発行しよう 実践にあたっての留意点
自分の課題解決のため、目的に合った人にインタビューをしたり、インターネットを利用したりして情報を収集する。 課題追求の過程で収集したたくさんの情報の中から,必要なものを判断して使っていこうとする。 「歩道白書」で,自分の主張を相手にわかりやすく伝えたり,訴えたりする。
点字タイルの拡大図」「カラー歩道」「道案内板」「たばこの吸い殻」の画像を見て,何のためにあるか話し合う。(1時間)
4つの画像を見て,何のためにあるのか予想をワークシートに書き,それを友だちと話し合う。 「点字タイルの拡大図」(福祉,ユニバーサル・デザインへと視野を広げるきっかけになる画像)「カラー歩道」(人の心を和ませる工夫に気づくきっかけになる画像)「道案内板」(便利さに気づくきっかけになる画像)「たばこの吸い殻」(マナーや環境に気づくきっかけになる画像)の4つの画像を見る。 詳しく見たい画像の拡大画像を見る。 何のためにあるのか考える。 予想をワークシートに書く。 自分の予想を,友達と話し合う。
学校周辺の歩道を歩いて,4つの画像と似たようなものを探したり,歩道にあるいろいろなものを見つけたりする。(2時間)
デジタルカメラやワークシートをもって歩道に出かけ,見つけたものを撮影したり,絵にかいたりする。 デジタルカメラやワークシートを持って歩道に出かける。 4つの画像と似たようなものを見つける。 歩道にあるいろいろなものを発見する。 発見したものをデジタルカメラで撮影する。 発見したものの絵をワークシートに描く。 発見した実物を持ってくる。
記録したものを見ながら,気づいたことや自分の考えを付け加えて,紹介できるように整理する。(1時間)
見つけたものの中から発表するものを選ぶ。 発表するものを見て,初めて知ったこと,不思議に思ったことをワークシートに書く。
整理したものを,デジタルカメラの画像をテレビ画面 に映したり,拾ってきた実物(例えば拾い集めたごみなど)を提示しながら,自分の考えや意見とともに紹介する。(2時間)
画像,絵,実物を提示して名前や役割,それに対する自分の考えを友達に発表する。
歩道で見つけたものをなかまわけする。(2時間)
歩道で見つけたものをどんななかまに分けられるか考えたり,話し合ったりする。 「人の気持ちをなごませる」「安全に歩ける」「障害のある人に優しい」「歩きやすさ」「便利さ」「マナー」などのなかまに分ける。 なかまわけしてみて,気付いたことをワークシートにまとめる。 なかまわけしてみて,気付いたことを話し合う。
歩道で見つけたものから,問題に思うことや,詳しく調べてみたくなったことを課題にする。(1時間)
学習計画ワークシートに,自分の調べたい課題や調べる方法を書く。 課題解決に向けて行う活動や日程,行き先などの計画を立てる。 グループ活動の場合,役割分担をする。
歩道についての自分の課題を追究する。(6時間)
アイマスクをしたり車椅子に乗って,歩道や横断歩道,歩道橋を歩いてみる。 市役所や障害者協会,歩道沿いの家,ボランティアの方などに取材に行く。 歩道を歩いてみて,課題に応じて調査したり,デジタルカメラで必要なものを撮ったりする。
調べて分かったことや歩道に対する自分の願いをまとめる。(2時間)
分かった事実からどんなことを考えたか書き,自分の主張や願いを明らかにする。 自分の主張を人に伝えるために,どの事実や資料,写 真,絵などを使うか決める。 レイアウトの参考例が書いてあるワークシートを見て,どんなレイアウトにすれば見た人がわかりやすいか考える。 白書をパソコンで作るのか,直筆にするのかなど表す方法を決める。 出来上がった自分の「歩道白書」をコンピュータや実物投影機を使い,クラスの友だちに発表する。 クラスで発表したときの友だちからのアドバイスを参考にして,手直しをする。
まとめたものを一冊にして,「歩道白書」を発行し,市役所,歩道沿いの家などにも配布する。(1時間)
取材やインタビューなどでお世話になった方々に製本した「歩道白書」を渡しに行く。
【ステップ1】では,単元の進め方により,個人,グループ,一斉のどの授業形態で行うか選択してください。
【ステップ5】では『歩道白書』をつくろうになっていますが,追求したことをもとに,『歩道フォーラムを開こう』など,学級の実態に応じた展開が考えられます。
歩道の管理等の管轄は,市町村により課が異なる場合があります。(道路課・道路維持課・公園緑地課など)