分 類 | コード | Level1 小学校1・2年 |
Level2 小学校3・4年 |
Level3 小学校5・6年 |
Level4 中学校 |
Level5 高等学校 |
1. 情報社会の倫理 |
a | a1〜a3:発信する情報や情報社会での行動に責任を持つ | a4〜a5:情報社会への参画において、責任ある態度で臨み、義務を果たす | |||
b | b1〜b3:情報に関する自分や他者の権利を尊重する | b4〜b5:情報に関する自分や他者の権利を理解し、尊重する | ||||
2. 法の理解と遵守 |
c | c2〜c3:情報社会でのルール・マナーを遵守できる | c4:社会は互いにルール・法律を守ることによって成り立っていることを知る | c5:情報に関する法律の内容を理解し、遵守する | ||
3. 安全への知恵 |
d | d1〜d3:情報社会の危険から身を守るとともに、不適切 な情報に対応できる | d4〜d5:危険を予測し被害を予防するとともに、安全に活用する | |||
e | e1〜e3:情報を正しく安全に利用することに努める | e4〜e5:情報を正しく安全に活用するための知識や技術を身につける | ||||
f | f1〜f3:安全や健康を害するような行動を抑制できる | f4〜f5:自他の安全や健康を害するような行動を抑制できる | ||||
4. 情報セキュリティ |
g | g2〜g3:生活の中で必要となる情報セキュリティの基本を知る | g4〜g5:情報セキュリティに関する基礎的・基本的な知識を身につける | |||
h | h3:情報セキュリティの確保のために、対策・対応がとれる | h4〜h5:情報セキュリティの確保のために、対策・対応がとれる | ||||
5.公共的なネットワーク社会の構築 | i | i2〜i3:情報社会の一員として、公共的な意識を持つ | i4〜i5:情報社会の一員として、公共的な意識を持ち、適切な判断や行動ができる |
1. 情報社会の倫理 |
a | a1〜a3:発信する情報や情報社会での行動に責任を持つ | a4〜a5:情報社会への参画において、責任ある態度で臨み、義務を果たす | |||
小学校1・2年(Level-1) | 小学校3・4年(Level-2) | 小学校5・6年(Level-3) | 中学校(Level-4) | 高等学校(Level-5) | ||
a1-1:約束や決まりを守る | a2-1:相手への影響を考えて行動する | a3-1:他人や社会への影響を考えて行動する | a4-1:情報社会における自分の責任や義務について考え、行動する | a5-1:情報社会において、責任ある態度をとり、義務を果たす | ||
▽コンピュータやメディアを使う場合に、決められたルールを守る | ▼ネットワークで誹謗中傷を行わない | ▼ネット上の迷惑行為にどのようなものがあるかを知る | ▼ネット上の迷惑行為は、行わない | ▼情報技術を悪用しない | ||
▽みんなで決めた約束や決まりをまもる | ▼受け手の気持ちを考えて情報発信する | ▼相手の状況を踏まえて、情報発信する | ▼携帯のマナーを守る | |||
▽うそをついたりごまかしたりしない | ▼チェーンメールが社会に与える影響を知り、行わない | |||||
▼携帯のマナーを知る |
||||||
b | b1〜b3:情報に関する自分や他者の権利を尊重する | b4〜b5:情報に関する自分や他者の権利を理解し、尊重する | ||||
小学校1・2年(Level-1) | 小学校3・4年(Level-2) | 小学校5・6年(Level-3) | 中学校(Level-4) | 高等学校(Level-5) | ||
b1-1:人の作ったものを大切にする心をもつ | b2-1:自分の情報や他人の情報を大切にする | b3-1:情報にも、自他の権利があることを知り、尊重する | b4-1:個人の権利(人格権、肖像権など)を尊重する | b5-1:個人の権利(人格権、肖像権など)を理解し、尊重する | ||
▽みんなが使うものを大切にする | ▼(ネット社会でも普段の生活でも、)他の人との関わり方を大切にする | ▼自分と異なる意見や立場を尊重する | ||||
▼情報の提供に対し、感謝と助け合いの精神を持つ | ▼人の著作物には、著作権があることを知り、尊重する | b4-2:著作権などの知的財産権を尊重する | b5-2:著作権などの知的財産権を理解し、尊重する | |||
2. 法の理解と遵守 |
c | c2〜c3:情報社会でのルール・マナーを遵守できる | c4:社会は互いにルール・法律を守ることによって成り立っていることを知る | c5:情報に関する法律の内容を理解し、遵守する | ||
小学校1・2年(Level-1) | 小学校3・4年(Level-2) | 小学校5・6年(Level-3) | 中学校(Level-4) | 高等学校(Level-5) | ||
c2-1:情報の発信や情報をやりとりする場合のルール・マナーを知り、守る | c3-1:何がルール・マナーに反する行為かを知り、絶対に行わない | c4-1:違法な行為とは何かを知り、違法だとわかった行動は絶対に行わない | c5-1:情報に関する法律の内容を積極的に理解し、適切に行動する | |||
▼ルールやエチケットを知り、守る | ▼ルールやエチケットを守らない事例を知り、何が良くないのか考える | ▼詐欺、誹謗・中傷、出会い系、不正アクセス、薬物、毒物、武器 | ▼違法情報や、違法な売買(違法行為)が何かを知り、利用したり加担したりしない。 | |||
▼違法な商法を知り、関わらないようにする | ||||||
c3-2:「ルールやきまりを守る」ということの社会的意味を知り、尊重する | c4-2:情報の保 護や取り扱いに関する基本的なルールや法律の内容を知る | c5-2:情報社会の活動に関するルールや法律を理解し、適切に行動する | ||||
▼ルールがなかったらどうなるか、を考える | ▼知的財産権(著作権・特許等)の基本的な考え方 | ▼知的財産権を尊重し、ルールに則した取り扱いができる | ||||
▼個人情報の取り扱いに関する基本的な考え方 | ▼個人情報保護法に則して、情報の取り扱いができる | |||||
▼特定商取引に関する法律の意図を理解する | ||||||
c3-3:契約行為の意味を知り、勝手な判断で行わない | c4-3:契約の基本的な考え方を知り、それに伴う責任を理解する。 | c5-3:契約の内容を正確に把握し、適切に行動する | ||||
▼「はい」や「同意」のボタンは、むやみに押さない | ▼ソフトウェアや情報サービスにおける契約の意味を知り、遵守できる | |||||
▼子どもだけで、売ったり買ったりしない |
3. 安全への知恵 |
d | d1〜d3:情報社会の危険から身を守るとともに、不適切 な情報に対応できる | d4〜d5:危険を予測し被害を予防するとともに、安全に活用する | |||
小学校1・2年(Level-1) | 小学校3・4年(Level-2) | 小学校5・6年(Level-3) | 中学校(Level-4) | 高等学校(Level-5) | ||
d1-1:大人と一緒に使い、危険に近づかない | d2-1:危険に出合ったときは、大人に意見を求め、適切に対応する | d3-1:予測される危険の内容がわかり、避ける | d4-1:安全性の面から、情報社会の特性を理解する | d5-1:情報社会の特性を意識しながら行動する | ||
●子どもだけでインターネットを利用しない | ▼見知らぬ人からのメールは、大人に知らせる | ▼出会い系、詐欺、成りすましなどの問題点や犯罪性を知り、避ける方法を考える | ▼何がどのように危険かがわかる | ▼リスクに対して適切な判断をし、行動を選択する | ||
▼変なメッセージを受け取ったら、すぐ大人に知らせる | ▼犯罪に巻き込まれない知恵を学ぶ | ▼中学生が遭遇しそうな犯罪の手口を知り、巻き込まれないようにする | ▼ネットワーク上の犯罪の手口を知り、犯罪から身を守る | |||
▼ネットで知り合った人に子どもだけで会いに行かない | ▼ネットワーク上の相手は、必ずしも現実の姿と同一でないことを認識する | |||||
d1-2:不適切な情報に出合わない環境で利用する | d2-2:不適切な情報に出合ったときは、大人に意見を求め、適切に対応する | d3-2:不適切な情報であるものを認識し、対応できる | d4-2:トラブルに遭遇したとき、主体的に解決を図る方法を知る | d5-2:トラブルに遭遇したとき、さまざまな方法で解決できる知識と技術を持つ | ||
●(参考:親や学校、社会が、環境を整えること) | ▼情報の中には、モラルに反するものや誤ったものがあることを知る | ▼迷惑メール(あるいは危険なメール)に対する知識を身につける | ▼ネットオークションでの問題点を知り、適切に対処できる | |||
▼匿名性の利点と危険性を知る | ▼ネットショッピングでの問題点を知り、適切に対処できる | |||||
e | e1〜e3:情報を正しく安全に利用することに努める | e4〜e5:情報を正しく安全に活用するための知識や技術を身につける | ||||
小学校1・2年(Level-1) | 小学校3・4年(Level-2) | 小学校5・6年(Level-3) | 中学校(Level-4) | 高等学校(Level-5) | ||
e2-1:情報には誤ったものもあることに気づく | e3-1:情報の正確さを判断する方法を知る | e4-1:情報の信頼性を吟味できる | e5-1:情報の信頼性を吟味し、適切に対応できる | |||
▼情報を鵜呑みにしない | ▼受け取った情報だけを信じて判断せず、別の方法で確かめる | |||||
e1-2:知らない人に、連絡先を教えない | e2-2:個人の情報は、他人にもらさない | e3-2:自他の個人情報を、第三者にもらさない | e4-2:自他の情報の安全な取り扱いに関して、正しい知識を持って行動できる | e5-2:自他の情報の安全な取り扱いに関して、正しい知識を持って行動できる | ||
▼掲示板・ブログやチャットなどの安全な利用方法を知る | ▼掲示板・ブログやチャットなどで個人情報を漏らさないようにする | ▼暗号化通信技術を使って、安全に情報通信を行う(https、SSLなど) | ||||
f | f1〜f3:安全や健康を害するような行動を抑制できる | f4〜f5:自他の安全や健康を害するような行動を抑制できる | ||||
小学校1・2年(Level-1) | 小学校3・4年(Level-2) | 小学校5・6年(Level-3) | 中学校(Level-4) | 高等学校(Level-5) | ||
f1-1:決められた利用の時間や約束を守る | f2-1:健康のために利用時間を決め守る | f3-1:健康を害するような行動を自制する | f4-1:健康の面に配慮した、情報メディアとの関わり方を意識し、行動できる | f5-1:健康の面に配慮した、情報メディアとの関わり方を意識し、行動できる | ||
▼精神的・身体的に負担がかかり過ぎないように注意する | ||||||
▼メディアの使い方を誤ると、心身の健康に、問題が起きうることを知る | ||||||
f3-2:人の安全を脅かす行為を行わない | f4-2:自他の安全面に配慮した、情報メディアとの関わり方を意識し、行動できる | f5-2:自他の安全面に配慮した、情報メディアとの関わり方を意識し、行動できる | ||||
4. 情報セキュリティ |
g | g2〜g3:生活の中で必要となる情報セキュリティの基本を知る | g4〜g5:情報セキュリティに関する基礎的・基本的な知識を身につける | |||
小学校1・2年(Level-1) | 小学校3・4年(Level-2) | 小学校5・6年(Level-3) | 中学校(Level-4) | 高等学校(Level-5) | ||
g2-1:認証の重要性を理解し、正しく利用できる | g3-1:不正使用や不正アクセスされないように利用できる | g4-1:情報セキュリティの基礎的な知識を身につける | g5-1:情報セキュリティに関する基本的な知識を身につけ、適切な行動ができる | |||
▼パスワードは誰にも教えない | ▼パスワードは自分で管理しなければならないことを理解する | ▼もれた個人情報がどう悪用されるかを知る | ▼暗号化によって情報を守ることを知り、活用する | |||
▼自分の使った端末をそのまま放置しない | ▼どのようにして個人情報が漏れていくかを知る | |||||
h | h3:情報セキュリティの確保のために、対策・対応がとれる | h4〜h5:情報セキュリティの確保のために、対策・対応がとれる | ||||
小学校1・2年(Level-1) | 小学校3・4年(Level-2) | 小学校5・6年(Level-3) | 中学校(Level-4) | 高等学校(Level-5) | ||
h3-1:情報の破壊や流出を防ぐ方法を知る | h4-1:基礎的なセキュリティ対策が立てられる | h5-1:情報セキュリティに関し、事前対策・緊急対応・事後対策ができる | ||||
▼ウィルスに対する簡単な知識を知る | ▼不正アクセスによる(個人)情報の漏洩を防ぐことができる | ▼ウィルスに対し、事前対策・緊急対応・事後対策が取れる | ||||
▼自分の端末は人に貸さない | ▼パソコンやパソコンの情報を、的確に守る技法を知り、実行できる | |||||
▼ダウンロードには危険が伴うものがあることを知る | ▼ネットワークを介した攻撃に対し、対策・対応がとれる(ファイヤウォールなど) |
5. 公共的なネットワーク社会の構築 |
i | i2〜i3:情報社会の一員として、公共的な意識を持つ | i4〜i5:情報社会の一員として、公共的な意識を持ち、適切な判断や行動ができる | |||
小学校1・2年(Level-1) | 小学校3・4年(Level-2) | 小学校5・6年(Level-3) | 中学校(Level-4) | 高等学校(Level-5) | ||
i2-1:協力し合ってネットワークを使う | i3-1:ネットワークは共用のものであるという意識を持って使う | i4-1:ネットワークの公共性を意識して行動する | i5-1:ネットワークの公共性を維持するために、主体的に行動する | |||
▽人のために役立つことをする | ▼みんなの役に立つ情報を、積極的に提供し、共有する | ▼ネット上の迷惑行為は、見過ごさない | ||||
▼情報技術の悪用を、見過ごさない | ||||||
▼ネットワーク上のコミュニティに適切な参加ができる(意識・ルール) | ▼ネットワーク上のコミュニティに、適切に参加や運営ができる(意識・ルール) |
※▽▼●の意味 ▽:道徳の目標と同じ内容 ▼:情報モラルの目標 ●:説明(目標ではなく、わかりやすく説明している) |