概要 ねらい 情報活用のねらい Step1:問題のあるメールを見て送られた人の気持ちになってみよう Step2:私のネチケットを考えよう Step3:メールを送ろう!! 実践にあたっての留意点
情報社会においてもまず相手をしっかりと意識し、相手を考えた言葉使い、意見交換を行うことができる。 情報モラルの大切さを理解し、ネットワークを利用する場合にしてはいけないことなどのルールやマナーを身に付ける。 自分の目的にあった情報を収集することができ、それらを加工し、自らの言葉で伝える相手によって手段を選択して表現することができる。
名前のない、誹謗中傷がかかれてあるメールを見て話し合う。
ワークシートにかかれてあるメールを読む。 思ったことをワークシートに書き込み、発表する。
このメールに対して自分たちはどうすればいいか考える。
一斉授業の形式から班に分かれて意見を出し合う。ここでは、今の自分がどう思っているか簡単に話すことができればよい。
ネチケットについて知る。
私のネチケットづくりの準備をする。
ネチケットという言葉を初めて聞く子も多いので、ネチケットの簡単な用語説明や、チェーンメール、ウイルスのデマメールなどの紹介をしておくとよい。
ネチケット:ネットワーク上で必要なルールやエチケットのことを言う。基本的には、一般 社会のそれと大差ない。例を挙げると、メールやニュースへの投稿にはカタカナ半角文字は使ってはいけないことなど。 (コンピュータ入門 1999年用語集より)
チェーンメールやウイルスのデマメールの紹介(以下は例)
不幸のメール この手紙にはのろいがかかっています。 すぐに10人の人に同じ手紙を送ってください。 さもなくば、あなたは不幸になります。
ウイルスのデマ △△というタイトルのついたメールにはウイルスが含まれています。 読めば感染します。 このメールが届いても絶対に読まないでください。 この情報は、他の人にも教えてあげてください。
ネチケットについて調べ、「私のネチケット」をつくる。(1時間)
検索エンジンのページや資料 本などを活用し、ネチケットから派生する課題にもどんどん目を向けさせる。
私のネチケットを発表する。(1時間)
班に分かれて発表し合い、次時のメールを書くときの準備もする。 友だちの意見を聞き、参考にしたり、訂正したりする。
前時で準備したネチケットを元に、班ごとにメールを送る。
相手は教師、知り合い、もしくは交流相手でよい。 それぞれのメールを評価し合う。
学習をふりかえる
これからメールを始めようという人には、このネチケットを知ることはネット上のトラブルを今後未然に回避できるかもしれません。またすでにメールを始めている人にとっては確認となるでしょう。ステップ1でのメールの引用に関しては、各校でもしこのようなメールが来たときにはそのメールを使い、今挙げられている引用メールが学級の実態上ふさわしくない場合、チェーンメールなどを活用してください。
ステップ2の調べ学習では、ネチケットから様々な課題に派生させ、それぞれが違った課題(活動マップ参考)で調べていくと、メールに関しての総合的な知識が獲得できるでしょう。ステップ3でのメール送信に関しては、相手をしっかりと意識させるため最初は知り合いで返信してくれる相手が望ましいでしょう。