【ステップ1】では、資料やコンピュータの台数によって、個人、グループ、一斉のどの授業形態でも可能です。
【ステップ1】の「バリアフリー」について調べるときに、時間や車いすなどの準備ができれば、車いすやアイマスクの体験を取り入れて実施することも可能です。
【ステップ2】では、学級や地域の実態に応じて、グループの数や構成を考えて子どもたちの学習の支援をしてください。
【ステップ3】では、「バリアフリー」については、施設設備を充実させていくことが、障害者のための特別
なものを作っているという意識から、みんなが暮らしやすくするために当然のものを作っていくという意識に変わっていくこと、さらに、みんなが本当に暮らしやすくしていくためには施設設備の充実だけでは十分ではなく、人の意識や助け合いによって補っていくものであると捉えていくことを大切に話し合い活動を取り組んでください。
【ステップ3】での話し合いを学級や地域の実態に応じて、今後、子どもたちの実際の活動(ボランティアなど)につながっていくようにすることも考えられます。
ここでは、子どもたちが「バリアフリー」についてあまり意識していなかった段階から、調べることを通
して自然に理解を深め、さらに、不十分な点について子どもたち自身が気づいていくという流れを大切に学習のステップを組み立ててみました。しかし、逆に「バリアフリー」について不十分なところを確かめるために地域に出ていくというような学習のステップで組み立てることも考えられます。
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