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児童生徒の情報環境の実態
インターネットの利用実態調査
インターネットや携帯電話の普及によって生まれる光と影

本事業の実態調査(全項目、小中高別)
携帯電話の利用実態調査
インターネットや携帯電話の普及によって生まれる光と影
インターネット普及率の急伸
財団法人インターネット協会監修の「インターネット白書2006」によると,インターネットの普及は急速に伸び,接続場所や機器を問わず,世帯内にインターネットを利用している人がいる比率(インターネット浸透率)は83.3%に達しています。また,ブロードバンド世帯普及率も2007年2月時点で50.9%と高い伸びを記録し,高速で快適にインターネットを使うことができる家庭が半数に近づいて,今や本格的なブロードバンドの時代の到来と言っても過言ではありません。
1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007
世帯浸透率 14.0 20.3 24.6 46.5 62.4 73.0 78.1 82.8 85.4 83.3
世帯普及率 7.1 12.9 20.9 27.5 40.0 48.4 52.1 55.4 57.3 64.0
ブロードバンド世帯普及率 - - - - 7.4 19 25.1 36.2 41.4 50.9
「インターネット白書2007」(C)Access Media/impress R&D,2007
インターネット普及率の急伸
コンピュータや携帯電話などのIT機器の急速な普及によって,日常生活もビジネスもいろいろな面で変化してきました。
しかし,その変化は光の部分(便利さや快適さ)ばかりでなく,影の部分(犯罪や危険)も大変に大きいものです。以前には想像もつかなかった新しい形の犯罪やトラブルが日々発生し,被害も急増しているのです。そして,児童生徒がこれに巻き込まれたり,知らないうちに犯罪を犯してしまったりしていることも珍しくありません。
ウィルスやスパイウェアの被害,ネット詐欺の被害,有害サイトによる心と体への知らず知らずの影響,さらに,コンピュータを長時間使ったり,オンラインゲームによる心身への影響についても臨床心理学・医学の見地から,悪影響の可能性が報告されています。


児童生徒にとって有害なサイトの例

  • ポルノ画像や風俗情報を載せたサイト
  • 出会い系サイトの一部
  • 暴力・残虐画像や情報を集めたサイト
  • 他人の悪口や誹謗中傷を載せたサイト
  • 犯罪や自殺を助長するサイト
  • 薬物や麻薬情報を載せたサイト
  • その他,児童生徒の発達段階に適さない心身の健やかな発達を阻害する内容のサイトなど


児童生徒が情報社会特有の被害やトラブルから自分の身を守り,被害者にも加害者にもならないよう,そして,便利で安全に賢く光の部分を大いに活用できるように,その能力や技能の向上を支援をすることが,学校の情報モラル教育の役割です。