やってみよう 情報モラル教育

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知っておこう情報関連の用語
アクセシビリティ
情報の得やすさを示すもの。子どもなど漢字が読めない人や目や耳,手足が不自由な方などに配慮し,コンピュータを使う際に,だれもが情報を得やすいよう配慮をすることが望まれる。
ウィルス対策用ソフト
コンピュータウィルスを発見・対処し,感染しないように対策をとるためのソフトウェア。ワクチンソフトと表現することもある。また,2006年以降のウィルス対策用ソフトは,情報を盗み取るソフト(スパイウェア)への対策もしているものが多い。
Webサーバ
主にWebページのデータを送信するサーバソフトのことで,WWWサーバともいう。そのソフトをインストールしてあるサーバコンピュータのことを指す場合もある。WebブラウザでWebページを閲覧する時には,Webサーバから送信されているデータを見ている。
Webページ
一般にホームページといわれている文書のことを指す。画像,音声,動画など複数のデータを関連させ,同じ画面に表示させたり,マウスでクリックするとデータを呼び出したりできる形の文書(ハイパーテキストと呼ばれる)である。インターネット上では,WWW(WorldWide Web)というシステムによって,世界的な規模で情報の共有が行われている。なお,一般にWebページのことをホームページと表現することが多いが,本来の意味は,Webブラウザの起動時に最初に表示するページのことである。
SNS
SNSはソーシャルネットワーキングサービスの略称であり,特定の趣味や目的を持った人が集まる場をネットワーク上に提供するサービスのことである。会員制にしているサービスが多く,近年急激にユーザーが増加している。
オンラインゲーム
ネットゲームともいう。ネットワークを介して,複数の人と一緒にゲームを楽しむことができる。ゲームを有利に進めるための武器などのアイテムを現金で購入することが可能な場合があるため,子どもが多額の出費をしてしまわないよう注意する必要がある。また,対戦相手とチャットができるオンラインゲームもあり,その機能を出会い系サイトの代わりに悪用する者もいるため,保護者の監督の元で使用させることが望ましい。
オンラインショッピング
インターネットなどを利用し,商品などを購入すること。通信販売の一種であるため,訪問販売法によるクーリングオフ制度は適用されないことに注意して利用する必要がある。
検索エンジン
インターネット上の情報を検索するサービスを提供しているサイトのこと。検索機能やシステムそのものを指すこともある。子ども向けの検索エンジンもある。
個人情報
一般には個人を特定したり,個人のプライバシーに関する情報を指すが,個人情報保護に関する法令では,「個人を識別できる情報」として定義されている。多くの自治体では,個人情報保護条例で,他の情報と照合して,特定の個人を識別することができる情報も個人情報と定義しており,学籍番号なども個人情報に該当する。
サイトライセンス
企業や学校などが,組織的に複数のPCで使用するソフトを一括して導入するために用意されているライセンス(使用許諾)のことを指す。通常のライセンスよりも割引価格で購入することができることが多い。
産業財産権
特許,実用新案,意匠,商標などの産業上の知的財産を指す。特許庁に申請し,登録されると無断で他人に利用されない権利が発生する。
肖像権
許可無く,自分の顔や姿を写真などに写されたり,使用されたりしない権利を指す。法律によって,明文化されているわけではないが,判例などによってプライバシー権の一部として認められている。
スパムメール
不特定多数に大量に配信される迷惑メールのこと。配信するメールアドレスは,Webページ上から収集したり,メールアドレスを自動生成するソフトを使用したりする。スパムメールへの対策としては,スパムメールのフィルタリングシステムやスパムメールを自動的に仕分けするメールソフトの利用などがあげられる。
セキュリティポリシー
組織が定める組織全体の情報セキュリティの基本方針を指す。セキュリティポリシーを定めている自治体では,各機関,各部署に対して,情報保護の具体的な実施手順を定めるよう命じているケースが多い。学校が情報保護の実施手順を定める際には自治体の規定に則った形で作成する必要があり,作成した規定は情報の保護に関する部署の担当者にその自治体が定めるルールとして適正かどうかを確認してもらうよう依頼することが望ましい。
チェーンメール
不幸の手紙のように連鎖的に転送されて,大量に流通する電子メールのことを指す。受信者を不安にさせるもの,人の善意を利用してデマを流すことを目的にしたものなどがある。最近ではいじめに電子メールが利用され,そのメールがチェーンメール化する事件も起きている。チェーンメールを受け取っても,転送しないように指導することが大切である。
知的財産権
知的な活動によって生み出した財産に関する権利を指す。大別すると,著作権,産業財産権,その他の権利に分けられる。日本の著作権法は無方式主義をとっており,著作物を作成した時点で著作権が発生する。産業財産権は特許庁への登録が必要となる。
チャット
ネットワーク上でリアルタイムに行う文字だけの会話(おしゃべり)を行うシステムのこと。チャットができるページは,一定時間で自動更新される機能がついているものが多く,同じ時間に離れた場所の人と文字ベースで会話をすることができる。ネットゲームにはチャット機能を備えているものがある。
著作権
文章や写真,絵画,音楽,動画などの著作物を,その著作者に無断で他人に利用されない権利。著作権者の死後50年(映画の場合は公表後70年)を過ぎると著作財産権が切れる。ただし,著作人格権は消滅しないため,勝手に改変を加えたり,自分の著作物として公表したりすることはできない。授業の過程における利用については,著作権法第35 条で著作権者の許諾なく複製できるケースが定められている。
ディジタルデバイド
コンピュータや携帯電話などの情報機器を使って情報を得ることができる者とそうでない者の間に生じる情報格差のこと。経済格差が情報格差につながり,社会階層の固定化につながったり,就業の機会やサービスを受ける機会に差別が生じる可能性があるという指摘もある。
テクノストレス
コンピュータの使い過ぎなどによって発生する症状。コンピュータを使わないと不安になる依存症や,長時間使用することで起こる肩こり,頭痛,ゆううつ感などの症状がある。
電子掲示板
BBS(Bulletin Board System)ともいう。ブラウザ(Webページを見るためのソフト)を使って,電子掲示板に文字を書き込んだり,写真やファイルをアップロードしたりできる。メッセージや写真,資料の交換が簡単にできるため,交流学習によく利用されるが,個人情報や著作権法上で問題となるデータを書き込むケースが生じやすいため,注意する必要がある。
電子署名
一般には,ディジタルデータに施された署名を指すが,「電子署名及び認証業務に関する法律」での定義は,「当該情報が当該措置を行った者の作成に係るものであることを示すためのものであること。」,「当該情報について改変が行われていないかどうかを確認することができるものであること。」の要件を満たすものとなっている。この要件を満たす署名として,ディジタル署名があり,これは,公開鍵と秘密鍵を組み合わせた暗号化技術を使って,ディジタルデータの作者やそのデータが改竄されていないことを保障する。
電子透かし
静止画・動画・音声などのデータに通常ではわからない形で情報を埋め込む技術。不正コピーや改竄の防止を目的として利用されることが多い。
電子メールアドレス
電子メールの送受信を行うためのアドレスである。例えば,joho-moral@mail.japet.or.jpは,「ユーザー名@ドメイン名(メールサーバ名.機関.機関の種類.国の名前)」を表している。なお,郵便で差出人を容易に詐称可能であるように,電子メールのメールアドレスも容易に詐称できる。
添付ファイル
電子メールの本文に添付する形で,本文と一緒に送受信するファイルのこと。ワープロや表計算ソフトのデータだけでなく,画像や音声のデータも電子メールに添付して送受信できる。ただし,大きなデータを送信すると受信者のメールボックスの容量を圧迫してしまったり,受信者がそのメールをダウンロードするのに時間がかかったり,受信者が携帯電話などでメールを受け取る場合は費用を負担させることになったりするため,迷惑をかけることがある。
ネチケット
ネットワーク上でのエチケット,マナーのこと。他人の悪口を電子掲示板などに書かないという日常生活のエチケット,マナーと共通するものと,相手に事前に連絡することなく,大きなデータファイルを添付したメールを送らないといったネットワーク特有のエチケットがある。
ネット中毒
チャットやBBS,オンラインゲーム,携帯電話のメールなどを長時間にわたって使い続けることで,ネットワークを使っていないと不安になるなどの症状になる状態のことを指す。ただし,ネット中毒の医学上の定義はまだない。学校や会社に行けなくなったり,精神的に不安定になるなど,日常生活に支障をきたす場合がある。
ネットオークション
インターネットによる商品・物品の競売。入手困難な品物や高価な物が安く手に入るため,利用している児童生徒も少なくない。落札して代金を振り込んだのに品物が送られてこないなどのトラブルに巻き込まれるケースもある。
ハンドル
インターネット上の掲示板などで使うニックネーム。ハンドルネーム。handle は英語で名前や肩書きという意味。
ファイアーウォール
教育センターや学校,企業などの組織内のネットワークに外部から侵入されることを防ぐシステムのこと。最近では,ウィルス対策ソフトに侵入検知などができるパーソナルファイアーウォールの機能を追加しているものが登場している。
フィッシング(フィッシング詐欺)
銀行などになりすましてメールを送信し,受信者を偽のWebサイトに誘導し,暗証番号やクレジットカード番号などを盗み取るなどの詐欺のこと。カード番号などの入力を求めるサイトではそのページが本物のサイトかどうかを確認するよう指導する必要がある。
アクセシビリティ
情報の得やすさを示すもの。子どもなど漢字が読めない人や目や耳,手足が不自由な方などに配慮し,コンピュータを使う際に,だれもが情報を得やすいよう配慮をすることが望まれる。
ブログ
簡単にWebページ上に日記等を公開できるシステムのこと。Webへの記録(log)という意味の言葉Weblogが短縮されて,ブログと呼ばれるようになった。携帯電話からメールを送信すると情報を掲載できるブログもあり,利用者は急増している。小学生,中学生の利用者も多い。またトラックバックによって,自分がリンクを張ったブログに,リンクを張ったことを通知することができる。リンクを張られたblogは自分の記事を参照しているブログの一覧を自動的に表示することができる。情報がつながりやすくなった一方で,ブログの記事に対する批判記事にリンクを張られたり,アダルトサイトにリンクを張られたりすることがある。
ホワイトリスト方式
児童生徒に見せたいWebページのリストのこと。フィルタリングシステムで,ホワイトリストに書かれているページのみを閲覧可能とすることができる。児童生徒に見せたくないWebページのリストをブラックリストという。
マルウェア
悪意を込めて作られたソフトウェアのこと。コンピュータからコンピュータに感染するコンピュータウィルス,ワームや,有益なソフトウェアに見せかけて悪さをはたらくトロイの木馬,コンピュータの操作画面やパスワード等を外部に送信するスパイウェアなどを総称して用いられる。
メーリングリスト
電子メールを使ったコミュニケーション手段の一つ。あるメールアドレスにメールを送信すると,登録されている人全員にそのメールのコピーを送信するシステム。コミュニティの意見交流やプロジェクトの遂行時にメンバー間で情報を共有したり,相談したりするために使われる。
メールアドレス
電子メールの送受信を行うためのアドレス。例えば,joho-moral@mail.japet.or.jpは,「ユーザー名@ドメイン名(サーバ.機関.機関の種類.国の名前)」を表している。なお,郵便で差出人を容易に詐称可能であるように,電子メールのメールアドレスも容易に詐称できる。
メディア
情報を伝える「媒体」のこと。情報を伝える新聞やテレビ,情報を記録するCDやフロッピーディスクなどもメディアの一種である。
メディア・リテラシー
新聞や雑誌,テレビなどのマスメディアが報道する情報を批判的に検証し,主体的に情報を読み取る能力のこと。複数のメディアの情報やマスメディアの特性やそれが与える社会的影響等について考えたり,情報の作り手になる経験をさせたりして,メディア・リテラシーを養う実践が行われている。
URL
「Uniform Resource Locator」の略でインターネット上のデータの場所とその場所に到達するための手段を表したもの。 (例)http://www.samp.go.jp/menu/01.html,ftp://www.samp.go.jp/sample.dataなど。
ユビキタス
「あらゆるところに所在する」という意味の言葉。小型コンピュータや携帯電話,ICタグなどを使って,いつでもどこでもネットワークを利用できる環境を指す。
WWW
元々は,情報をネットワーク上で共有するために考え出されたシステム。World Wide WebをWWWと呼ぶ。現在では,情報を送信したり,ブラウザの画面でプログラムを実行したりできるようになり,情報共有のためのシステムから大きく発展している。インターネット上で一番よく利用されているシステムである。