登録番号:C02-018 B3:情報活用(共有・選択)力の育成
Q. 児童生徒がグループに分かれて活動し撮影してきた写真をもとに、クラス全員で情報を共有したいと考えます。 使用する写真の数は制限した方がよいのでしょうか。
A. 使用する写真の数は、制限することをお勧めします。
先輩教員: 使用する写真の撮影枚数は、制限した方がいいですよ。 |
A子先生: 写真の撮影枚数が同じ方が公平ですし、発表時間も同じくらいにできますものね。 |
先輩教員: そう言う考えもあるかもしれませんが、一番大きな理由は、数を制限することによって、グループの主張に必要な写真を選択する必要が生じるからです。目的に合う多くの情報を収集するため、事前指導では写真の数を制限しないようにしますが、情報共有の際には写真の数を制限した方が目的を確認しながらよりよい写真を選択する活動が行われます。 |
A子先生: なるほど、クラス全体に伝えるためによりよい写真を選択する活動が大切なのですね。 |
ちょっといいですか?
A子先生: 写真(静止画)ではなく、ビデオカメラで動画を撮影をしてきた場合も、制限した方がよいのでしょうか。 |
先輩教員: 再生時間を制限することをお勧めします。 |
A子先生: そうなると動画を編集する時間がたくさんかかってしまいます。 そのような時間を確保することはできません。 |
先輩教員: 「再生時間を制限する」と言っても、「動画編集をしましょう」と言っているわけではありません。 目的に合った部分をグループで確認し、「○分○秒の場所から再生を開始して○秒間」と児童が言えるようにしておくとよいでしょう。 |
A子先生: 時間を意識して選択できるようにすることが大切なのですね。 |