教員のための情報教育FAQ

登録番号:C02-022  B4:情報活用(プレゼン)力の育成

Q. 「自分たちで調べたり考えたりしたことをまとめて人に伝える」活動には、どのようなものがありますか。

A. プレゼンテーション、ポスターセッション、壁新聞、ペープサート、紙芝居、ミュージカルなど、方法はいろいろあります。


先輩教員:
 プレゼンテーション、ポスターセッション、壁新聞、ペープサート、紙芝居、ミュージカルなど、方法はいろいろあります。
A子先生:
 いろんな方法があるのですね。どう使い分ければよいのでしょうか?
先輩教員:
 伝える相手の人数、双方向のやり取りの状況、伝える内容などによって、適切な方法を選びましょう。
A子先生:
 具体的には、どのように考えて選べばよいのでしょうか?
先輩教員:
 では、いくつかの場面に分けて、整理しておきましょう。

クラスや学年の友達に伝える場合


先輩教員:
 このような状況は、具体的にどのような状況だと思いますか?
A子先生:
 相手の人数は少なめで、双方向のやり取りが生まれやすい、親しい関係にありますね。
先輩教員:
 そうですね。そのような場合は、
 ・画像や実物をもとにしたプレゼンテーション
 ・ポスターや壁新聞を使ったポスターセッション
 などが効果的です。

参観日に、保護者の前で伝える場合


先輩教員:
 このような状況は、具体的にどのような状況だと思いますか?
A子先生:
 相手の人数は少なめで、双方向のやり取りもできますが、少し改まった感じがします。
先輩教員:
 そうですね。そのような場合は、
 ・ポスターや壁新聞を使ったポスターセッション
 ・ペープサート
 ・紙芝居
 などに、挑戦してみましょう。

学習発表会で、全校児童に伝える場合


先輩教員:
 このような状況は、具体的にどのような状況だと思いますか?
A子先生:
 相手の人数は多くなりますね。いつも一緒にいる仲間ですが、、双方向のやり取りは難しそうです。
先輩教員:
 そうですね。そのような場合、これまでは壇上で、「口頭での発表」が多かったと思います。
 これからは、
 ・プロジェクターとコンピュータを使ったプレゼンテーション
 ・パネルディスカッション
 ・ミュージカル(舞台上での寸劇)
 などが、効果的です。是非、体験させてあげたいですね。

地域のイベントや集会などで、地域の方に伝える場合


先輩教員:
 このような状況は、具体的にどのような状況だと思いますか?
A子先生:
 相手の人数は多くなりますね。少ない場合もあるかもしれませんが、普段一緒にいる仲間や保護者の方とは違い、そうとう改まった感じになります。双方向のやり取りは難しそうです。
先輩教員:
 そうですね。このような場合は、機器の準備はなかなか難しいでしょう。
 準備が整っていて、下見もできていれば、コンピュータを使ったプレゼンテーションも考えられますが、
 現状でななかなか環境が整いません。そのような場合は、
 ・口頭でのプレゼンテーション
 ・パネルディスカッション
 ・ミュージカル(舞台上での寸劇)
 などが、いいでしょう。とてもいい体験になると思いますよ。

理解度CHECK!

子どもが見つけてきた「地域のよさ」を伝える方法は、どのように決めるとよいですか。


ア 伝える方法は、子どもがやりたいことをやらせることが最もよい。
イ 伝える相手の人数や、双方向にやりとりできるか、伝える目的にあっているかを教師と子どもで考える。

  ▲ 選んだら を押してください。

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