教員のための情報教育FAQ

登録番号:C02-023  B4:情報活用(プレゼン)力の育成

Q. 口頭による説明とICTを活用した説明の違いは何ですか。

A. 口頭による説明とICTを活用した説明の違いは、視覚的な情報があるとないとの違いです。


先輩教員:
 口頭による説明とICTを活用した説明の違いは、視覚的な情報があるとないとの違いです。
A子先生:
 それぞれの説明における指導のポイントは、どのようなものがあるのでしょうか?

口頭での説明


先輩教員:
 口頭での説明は、伝える相手の人数が多く、機器の準備が難しい場合に行います。
 そのような場面では、双方向のやり取りも、難しい状況と考えられます。
A子先生:
 なるほど。口頭での説明のポイントは何ですか?
先輩教員:
 相手や伝えたいことにもよりますが、映像などの視覚情報を使えない音声情報だけの発表になります。また、聞き手は共通経験の無い不特定多数である事が考えられます。
 説明を聞いた相手が場面をありありとイメージできるような表現をどうしたらいいか、共感してもらうには何を伝えたらいいかを考える経験になりますね。
 子どもが経験した実際の状況や、その時の気持ち、自分の意見を子どものことばでどうつたえるとよいかを考えるのがいいと思います。
A子先生:
 事前に、しっかりとした準備を行うことが必要ですね。

ICTを活用した説明


先輩教員:
 プレゼンテーションは伝える相手に情報を提示し、理解・納得してもらうために行います。大人数が相手の場合には、コンピュータで作ったコンテンツをプロジェクタで提示して行うことが一般的です。
 少人数が相手であれば、紹介したいものの写真や実物、あるいはタブレット端末でつくったコンテンツを見せながら行うこともできます。
A子先生:
 なるほど。ICTを活用した説明(プレゼンテーション)にはどんなよさがありますか?
先輩教員:
 何も見せない口頭でのプレゼンテーションよりも、映像や実物を見せることができるので、より具体的なイメージを伝えられます。コンピュータやタブレットを使うことで動画や音声、アニメーションなどを使った発表もできますね。画像や文章のコピーはデジタル情報ですので簡単にできますから、子どもたちのイメージを実現しやすいことも特徴です。
A子先生:
 なるほど。そのためには、どのようなことをどのように伝えるかを、しっかり考えさせることが大切になりますね。

理解度CHECK!

口頭での説明とICTを活用した説明とでは、どのような違いがありますか?


ア 口頭による説明の方が、準備することが少なく、気軽に行える
イ 方法は違うが、どちらの方法も、何を伝えたいのかをまずしっかり意識させることが重要
ウ ICTを活用した説明は、映像や画像を使えるので、伝えたいイメージを表現しやすい

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